
特に代表的な疾患である高血圧症、脂質異常症や糖尿病などは、遺伝的要因の影響も受けますが、主として食事・運動などの不適切な生活習慣により発症し、早めに十分なコントロールができないと、動脈硬化の進行から脳梗塞・心筋梗塞を発症させたり、ガンの原因になる疾患群です。
これらの疾患は日本人の死亡原因の実に6~7割を占めていますが、進行するまで無症状で治療が手遅れになりやすく、その間にも確実に病状は進行していく“サイレントキラー”です。
相模大野の生活習慣病
(動脈硬化外来)
Life style related disease
Life style related disease

特に代表的な疾患である高血圧症、脂質異常症や糖尿病などは、遺伝的要因の影響も受けますが、主として食事・運動などの不適切な生活習慣により発症し、早めに十分なコントロールができないと、動脈硬化の進行から脳梗塞・心筋梗塞を発症させたり、ガンの原因になる疾患群です。
これらの疾患は日本人の死亡原因の実に6~7割を占めていますが、進行するまで無症状で治療が手遅れになりやすく、その間にも確実に病状は進行していく“サイレントキラー”です。
日本には約4,300万人の高血圧の方がいると推定され、生活習慣病の中でも最も身近な、いわゆる「国民病」です。血圧が高くても自覚症状がほとんどないため、健康診断で指摘されても、そのまま様子をみてしまう方が少なくありません。
しかし、高い血圧が続くと血管の壁が傷つき、動脈硬化が進むだけでなく、心臓や腎臓にも大きな負担がかかります。その結果、脳卒中(脳梗塞・脳出血)、心筋梗塞、心不全、慢性腎臓病、認知症などの発症リスクが高まります。上の血圧を10mmHg下げることで、脳卒中や心臓病のリスクは約2割減少するとされています。
まずは上腕式の家庭血圧計を用意し、朝と夜に測る習慣をつけましょう。高血圧の診断や治療では、診察室血圧だけでなく、普段の状態を反映しやすい家庭血圧を重視します。
「受診するとすぐに薬を始めるのでは」「薬は一生やめられないのでは」と不安に思う方もいらっしゃいます。当院では、食塩摂取、体重、運動、飲酒、睡眠などの生活習慣に加え、腎臓やホルモンの病気、睡眠時無呼吸症候群など、血圧を上げる原因や背景を丁寧に確認します。そのうえで、生活習慣の改善と必要に応じた薬物療法を組み合わせ、患者様お一人おひとりに合った治療を一緒に考えてまいります。
脂質異常症は、LDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪が高い、またはHDL(善玉)コレステロールが低い状態です。多くは自覚症状がありませんが、余分なLDLコレステロールが血管の壁に蓄積すると「プラーク」ができ、動脈硬化が進みます。
プラークが破れて血栓が生じると、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こします。その危険性は脂質の数値だけでなく、年齢、高血圧、糖尿病、喫煙、家族歴などによって異なります。
当院では、患者様お一人おひとりのリスクを総合的に評価し、食事・運動・体重・飲酒などの生活習慣の改善と、必要に応じた薬物療法を組み合わせ、将来の心筋梗塞や脳梗塞を防ぐ治療を一緒に考えてまいります。
糖尿病は、インスリンの働きが不足し、血糖値の高い状態が続く病気です。多くの場合、初期には自覚症状がありませんが、知らないうちに血管や神経が傷つき、網膜症、腎症、神経障害のほか、心筋梗塞や脳卒中などにつながります。
のどの渇き、多飲、多尿、体重減少などは、血糖値がかなり高くなってから現れることが多い症状です。早期に発見し、生活習慣の見直しや必要な薬物療法を行うことで、合併症の発症や進行を抑えることができます。
健診で血糖値やHbA1cの異常を指摘された方は、症状がなくても早めにご相談ください。
「高尿酸血症」とは尿酸値が7.0mg/dl以上のことをいい、それ自体では自覚症状はありません。尿酸が高い状態が続くと、尿酸の結晶が関節にたまり炎症がおきます。これを「痛風(痛風発作、痛風関節炎)」といいます。
関節炎は、足の親指の付け根などに起こりやすく、あまりの痛みで足を引きずりながら診察室に入ってくる患者様も少なくありません。発作自体は消炎鎮痛剤などの治療で、1週間程度で落ち着きます。
根本の解決としては、まず原因となる生活習慣がないかを確認し、改善できるところがあれば頑張ってみましょう。高尿酸血症をお持ちの方は、肥満、高血圧、脂質異常症、糖尿病を合併している方も多いため、あわせて食事運動療法などを指導させていただきます。
残念ながら、何度も痛風発作を繰り返している方や、なかなか尿酸値に改善が見られない方には内服治療をご提案いたします。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、息をするときに空気の通り道となる気管支や肺に障害が起きて、呼吸がしにくくなる肺の「生活習慣病」で、喫煙と深い関わりがあります。以前は「肺気腫」と「慢性気管支炎」に分けられていた病気を、まとめてCOPDと呼びます。
タバコの煙に含まれる有害な物質を吸い続けると、気管支や肺に慢性的な炎症が起こり、風邪をひいているわけでもないのにせきや痰が出ます。病状はゆっくりと進行していき、次第にちょっとした動作をする際にも、息切れや息苦しさを感じるようになります。
さらに進行すると呼吸困難になり、日常生活に支障をきたします。診断にはスパイロメトリーという呼吸機能をみる検査を行います。1秒間に吐き出せる息の量を一秒量と言いますが、肺活量の何%に当たるかという数値(一秒率)が70%未満の場合COPDの可能性があります。
治療としてはタバコが最大の原因であるため、禁煙をすることが第一歩です。年齢とともに肺機能も低下しますが、禁煙するとそのスピードを遅くすることができます。ニコチンに依存状態になっていると、禁煙自体が難しくなりますが、禁煙外来で一緒に取り組むことも可能です。

動脈硬化は、血液を全身に運ぶ大切な血管(動脈)が硬くなり、血流が悪くなる病気です。健康な血管は柔らかく弾力がありますが、動脈硬化が進むと血管が硬くなり、狭くなったり詰まったりします。
動脈硬化が進行していくと、自覚症状が少ないまま静かに進行し、放置すると、心臓や脳に大きな負担をかけてしまいます。最終的に、心筋梗塞や脳梗塞など、命にかかわる病気を引き起こすこともあります。

当クリニックでは、動脈硬化を早期に発見できる様々な検査を行っています。以下の検査で、血管の状態をしっかりチェックします。
首の血管(頚動脈)を超音波で調べる検査です。血管の硬さや血流を確認することができ、脳梗塞を予防するために早期に問題を発見できます。
足の動脈が狭くなっていないかを調べる検査です。足の血管の状態を確認し、必要な対策を講じることができます。
足首と腕で血圧を測り、動脈が狭くなっていないかを確認する検査です。足の血圧が低い場合、動脈が狭くなっている可能性があります。
心臓から足首までの動脈の硬さを測定する検査です。動脈硬化の進行具合をチェックし、高血圧や糖尿病などの生活習慣病の管理にも役立ちます。
ご自身の病気のことをよく理解し、医師と共に病状の評価と治療方針を相談しながら、上手に病状をコントロールして合併症を予防しましょう。当クリニックでは、患者さん一人一人に合った指導および治療を心がけておりますので、お気軽にご相談ください。
食生活をはじめとしたライフスタイルが重要ですので、個々の疾患と重度、そして生活習慣を考え、一人一人に適した治療方針を立て、継続的な治療を行っていきます。以下は基本的な流れですが、受診者様によって来院回数や内容が変わりますので、まずは医師か、お近くのスタッフにご相談くださいませ。
一人一人の症状、ライフスタイルに合わせた、栄養指導、運動指導、服薬指導、その他生活習慣指導を行います。
高血圧・脂質異常症・糖尿病・高尿酸血症・COPD(禁煙外来)・肥満などを管理・治療させて頂きます。生活習慣病はその名の通り、生活習慣が原因になっている病気の総称です。悪化していても、自覚症状のない「沈黙の期間」が長く続くため、そのまま様子をみてしまいがちです。その結果、ある日突然胸痛を伴う心筋梗塞、手足の麻痺が生じる脳卒中などが起こり、人生の重大な転機を迎えることにつながります。当院では、患者様のご希望を聞きながら、どのようなことに気を付けて、いつまで様子をみるのか、それともすぐに薬が必要なのかを丁寧に説明し、ご納得いただける方向性を一緒に考えていきたいと思います。
肥満には皮下脂肪が多いタイプの肥満と内臓脂肪が多いタイプの肥満があり、動脈硬化により心臓病や脳卒中などと関連があるのは内臓脂肪型肥満と言われています。この内臓脂肪の蓄積は高血圧・高血糖・脂質異常を引き起こし動脈硬化を進めます。内臓脂肪の蓄積(ウエスト周囲長)+高血糖・脂質異常・高血圧のうち2つ以上を認めるとメタボリックシンドロームとなります。当院ではメタボリックシンドロームの根底にある内臓脂肪の減量を目的として、生活習慣を見直すお手伝いをして参ります。
| 必須項目 | (内臓脂肪蓄積) ウエスト周囲径 |
男性 ≥ 85cm 女性 ≥ 90cm |
|
|---|---|---|---|
| 内臓脂肪面積 男女ともに≥100cm2に相当 | |||
| 選択項目 3項目のうち 2項目以上 |
1 | 高トリグリセリド血症 かつ/または 低HDLコレステロール血症 |
≥ 150mg/dL < 40mg/dL |
| 2 | 収縮期(最大)血圧 かつ/または 拡張期(最小)血圧 |
≥ 130mmHg ≥ 85mmHg |
|
| 3 | 空腹時高血糖 | ≥ 110mg/dL | |