不定愁訴
不定愁訴とは別名MUS(medically unexplained symptoms)とも言い、その名のとおり医学的に体の病気として説明が難しい症状のことを言います。
- 頭が重い
- めまいがする
- 喉が詰まる
- 動悸がする
- 息が苦しい
- 吐き気がする
- お腹が痛くなる
上記のような様々な症状を認めるものの、病院で検査をしても『どこも異常がありません』と言われてしまい、渋々帰宅しますが、やはり辛い症状が続きます。
色々な医療機関の受診を続けても原因がわからず、こんなに辛いのに誰からも理解してもらえない。そして、さらに症状は悪くなっていきます。
これがMUSという症状です。
目に見えているストレスがあれば、そこに対して解決の方法や、そのストレスとうまく付き合っていく方法を一緒に考えたり、時に薬でサポートをさせて頂きます。しかし、本当の意味でのストレスとは自分でも気づいていないもののことを言います。当院では、内科的な病気が隠れていないことをしっかり問診と診察、必要な検査によって確認した上で、患者様との対話によって、ご自身でも自覚できていないこころの負担(ストレス)を探すお手伝いをさせて頂きます。
時に、お薬による補助により負担が減ることで突破口が見えやすくなったり、分子栄養療法を行うことで症状の改善が得られることもあります。
分子栄養療法
栄養素をバランスよく摂ることで、健康状態を維持・改善するという発想の療法です。炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル等の各栄養素の役割を把握し、お一人お一人のからだの状態に応じて最適な栄養素を補給。健康状態を改善することを目的とします。
どこに行っても原因がわからない、なかなか理解も得られない症状に悩み、苦しんでおられるならぜひご相談ください。丁寧に聴き取りを行うことで、まずその辛さを共有し、理解することに努めます。苦しみをわかってくれる人ができただけで、こころの負担は軽くなっていき、症状も和らぐことがあります。
そして、ゆっくり時間をかけ、日常を取り戻せるよう解決方法を一緒に考えて参りましょう。