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相模大野・町田の舌下免疫療法

SLIT

舌下免疫療法|相模大野の内科|相模大野南口あおクリニック

相模大野・町田の舌下免疫療法

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舌下免疫療法とは

舌下免疫療法とは

スギ花粉症やダニアレルギー性鼻炎の治療法のひとつに、アレルゲン免疫療法があります。
アレルゲン免疫療法は、100年以上も前から行われている治療法です。
主には、アレルゲンを含む治療薬を皮下に注射する「皮下免疫療法」が行われていますが、近年では治療薬を舌の下に投与する「舌下免疫療法」が登場し、自宅で服用できるようになりました。
「舌下免疫療法」は、スギ花粉症またはダニアレルギー性鼻炎と確定診断された患者さんが治療を受けることができます。

治療開始時期

スギ花粉

スギ花粉治療薬:シダキュア

新規で治療開始できるのは6-12月です。
スギ花粉が飛散する1〜5月末までは新規ので、治療開始は副作用の懸念から行えません。

ダニ

ダニ治療薬:ミティキュア

一年中、いつでも始められます。

服用期間

1日1回、少量の治療薬から服用をはじめ、その後決められた一定量を数年間にわたり継続して服用します。
初めての服用は、医療機関で医師の監督のもと行い、2日目からは自宅で服用します。

服用期間

使用方法

舌下免疫療法とは

  • 治療薬を舌の上に置き、1分間保持した後に飲み込みます。
  • その後、5分間はうがい・飲食などを控えます。
  • 内服後30分は院内で待機して頂き、副反応がないことを確認し終了となります。
  • 服用後、2時間は飲酒・激しい運動・入浴は控えてください。

期待できる効果

長期(3〜5年を推奨)にわたり、正しく治療が行われると、くしゃみ・鼻水・鼻詰まり・目の痒みなどのアレルギー症状を改善したり、長期にわたり症状をおさえる効果が期待できます。
症状が完全におさえられない場合でも、症状を和らげ、アレルギー治療薬の減量が期待できます。

  • くしゃみ・鼻水・鼻詰まりの改善
  • 涙目・目のかゆみの改善
  • アレルギー治療薬の減量
  • QOL(生活の質)の改善

舌下免疫療法で8割の方に効果があり、そのうち2割が治癒、残り6割が「治癒はしないけれども効果はあった」との報告があります。スギ花粉症による睡眠障害やイライラ感、集中力の低下といった生活の質(QOL)を改善させる効果が認められ、薬の使用量も減らすことができます。

副作用

主な副作用

  • 口の中の腫れ、かゆみ、不快感
  • 唇の腫れ
  • 喉の刺激感

重大な副作用

  • ショック
  • アナフィラキシー

アナフィラキシーとは…

医薬品に対する急性の過敏反応により、内服30分以内に蕁麻疹などの皮膚症状、腹痛・嘔気などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状、突然のショック症状がみられること

上記の可能性から、初回内服後30分間は院内で経過を確認させて頂きます。

治療できない方

  • β阻害薬使用中の方
  • 妊娠中の方、授乳中の方、近いうちに妊娠を希望している方
  • 不安定な喘息のある方
  • ステロイド内服中、抗癌剤・免疫抑制剤内服中の方
  • 抜歯後や口の中に傷や炎症のある方
  • 精神疾患で三環系抗うつ薬を内服中の方

当院で舌下免疫療法を受ける前にもう一度ご確認ください

  • 月1回の通院が必要です
  • 毎日舌下投与します
  • 推奨治療期間は3-5年と年単位です
  • 根気強く治療を継続できますか?
  • 全ての方が根治する治療ではないことをご理解いただけてますか?
  • スギ花粉の方は、1-5月には新たな治療を開始することはできません

具体的な診療スケジュール

STEP1事前検査・治療説明
治療を受けるためには、スギ花粉、ダニに対する事前検査が必要です。
検査を受けたことがない方は、当クリニックを受診の上、血液検査を行って頂きます。
1年以内に他の医療機関で検査を受けたことがある方は結果をご持参ください。
大まかな治療の流れの説明と血液検査を受けて、初回は終了です。
STEP2治療同意書記載・初回投与日
血液検査結果と舌下免疫療法についての説明を受け、同意書をご記載いただきます。
最初の投薬はクリニックで医師および看護師の指導のもと、ご自身で行って頂きます。
投与後30分間は副反応などの様子をみるため、待合室でお待ちいただきます。初回投与日は時間に余裕のある日にご来院ください。
STEP3容量増量(治療開始1-2週間後)
体調や服用状態の確認をし、治療継続可能性を判断し薬を増量します。
STEP4定期処方
経過観察と薬の処方のため、月に1回通院して頂きます。
最低2年は治療を継続し、効果判定を行います。効果を実感できている場合、3年間以上の内服を推奨します。